外観は淡いサーモンピンク。粘性はやや低い。
ネレッロ・マスカレーゼ100%
香りはピンクグレープフルーツ(の皮)などの柑橘類、わずかにアプリコットや小梅のような、酸度の高い実のニュアンスも。
(塩気もあいまって)「梅っぽい」ロゼなので(梅の枝のような、軽いウッディなニュアンスを含む)、カツオのたたき(少しあぶる、など)に合わせてもよさそう。
植物からは白い花、ハーブや、「トマト」のへたの部分に近い、青緑のトーンが特徴的。
やや塩気を感じるミネラル(石灰、貝殻)。加えて、麝香。
樽は感じない。
軽めのアタック。味わいは、かなり高い酸に(4.5/5)、コクを与える苦み(タンニン由来?)=野菜 – パセリ – のような印象もありつつ、果皮に由来するような、舌の左右にキュッと残る苦みも。
アルコールを含むボリューム感は中程度よりやや低い。
果実味ゆたか、というわけではないのでフィニッシュはやや短いが、酸と苦みの印象が残る。
夏にはとてもよい一杯。