パパヤナコス アシリティコ 2023。
外観はグリーンがかったイエロー。色合いのわりに粘性はやや高い。若々しいながら度数高めのワインかと予想。
香りはライム、グレープフルーツなどの柑橘系がありつつ、支配的なのはリンゴの蜜から、洋梨、花梨(、パッションフルーツ)で幅広い。
清涼感のある白い花(〜やや黄色いトーンも)。
加えて、石灰、フリント(線香花火)、貝殻などのミネラル。緑のニュアンスや樽はあまり感じない。
味わいは、酸が高めで(4/5)、苦味は穏やかで後味にはあまり響かないが(2/5)、余韻はやや長い。
13%のアルコール感とオイリーなボリューム感が酸味と調和しているので、とてもバランスのよいワイン。
オイリーな厚みと酸が共存しているのが面白い品種。
6月末の例年に比べてとくに早い梅雨明け、そして夏の訪れにはとてもよいワイン。