サントリー「金麦」「金麦 ゴールドラガー」キリン「本麒麟」飲みくらべ

今日は人気の新ジャンル3本「金麦」「金麦 ゴールドラガー」「本麒麟」を飲みくらべてみます! 

「金麦」「金麦 ゴールドラガー」の原材料はともに、発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、糖類)、スピリッツ(小麦)。いっぽう「本麒麟」の原材料は発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、大麦、コーン、糖類)、大麦スピリッツ。

さっそくグラスに注ぐと、「金麦」「金麦 ゴールドラガー」の見た目はどちらも同じ色合い。麦芽の香ばしさはどちらも同程度。少なくともアロマのレベルでは、さほど感じない。

サントリー 金麦
4.4

日々の食事と一緒に楽しむことができるよう、麦芽由来のうまみと飲みやすさの絶妙なバランスを追求し、麦のうまみにこだわり抜いた「新・金麦」をぜひどうぞ。

「金麦」は香ばしさに加えて、軽い甘味、爽やかな柑橘系の酸味、そして残る苦味とすっと消えるキレ・後味のよさ。フローラルな華やかさや、思わずうなるような深いコクはないけれど、そのぶんバランスよくまとまっていて、どんな料理にも合うしょうゆ顔の優等生、といった印象。

度数 5%
甘味 3/10
酸味 5/10
苦味 5/10
キレ 6/10
コク 4/10

・「三段階うまみ抽出製法」を採用
・ 仕込釜の麦汁を煮出す工程で、三段階の温度帯によって
ていねいに麦のうまみを抽出する製法

サントリー 金麦 ゴールドラガー
4.3

人気の新ジャンル「金麦」から、〈ゴールド・ラガー〉新発売。金麦らしい豊かな麦のコクとアルコール6%の力強い飲みごたえがありながら、すっきりとしたキレもある味わい。

「金麦 ゴールドラガー」の方は「金麦」以上のコク、力強さを感じる。その差は微かとも言えるが、それでも比べてみると、こちらは黄色い花をイメージさせる甘味と柑橘系の酸味、そして「金麦」以上にしっかりした苦味がはっきりと分かる。度数が少し高いこともあるが、全体としてのボリューム、余韻が増している。個性が増すぶん、悪い意味でなくキレは少し劣るかも知れない。むしろ食中・食後にじっくり飲みたい一杯。

度数 6%
甘味 5/10
酸味 6/10
苦味 7/10
キレ 5/10
コク 6/10

・力強い麦のうまみを引き出すため、本格二段仕込製法を採用
・HHS製法で飲みごたえを実現
・高発酵・高炭酸でスッキリとした飲みやすさを実現

キリン新・本麒麟
4.0

「本麒麟」は、ブランドの特徴であるビールに近い本格的なうまさと品質をより一層強化することを目的に、この春リニューアル。力強いコクと飲みごたえのある味わいの香味設計は変えず、ドイツ産ホップ(一部使用)を増量することで、ビールらしい力強いコクを更に向上させました。

これに対して「本麒麟」はほのかな甘味と心地よい酸味があり、苦味も中程度。すっと消える後味の美しさ、上品さ。飲みごたえがありながら、同時にすっきりしているので飲み飽きない。「金麦 ゴールドラガー」の奥行きのある甘味と酸味、持続する苦味と比べると、こちらは最後の消え入る瞬間に収斂してゆくようで、それでいてとてもバランスがよく、食中に合わせるのに幅広く活躍しそう。

度数 6%
甘味 3/10
酸味 4/10
苦味 6/10
キレ 6/10
コク 5/10

・ドイツ産ヘルスブルッカーホップを一部使用し、上質な苦味と爽やかな香りで、力強いうまさとコクを実現。
・長期低温熟成が生む、雑味が取れた調和のある味わい
・飲みごたえのある少し高めのALC.6%

どれも新ジャンルなのでお買い得であると同時に、一瞬では新ジャンルだと気づかないような本格派。普段のみのなかで、シーン(食前・食中・食後)に合わせたいろいろな使い方ができるのは嬉しいところ。これからもいろいろなビール&発泡酒&新ジャンルを比べてみようと思います。

今日も読んで頂いてありがとうございました!