今日はマキコレワインから、ボンジロー、セルビアのシャルドネ Tajna。
ブルゴーニュとアルザスにて15年間、畑の土に関する指導者として働いてきた、シリル・ボンジロー氏がパートナーのエステル・ジェルマン(シャトー・ド・ショレイの3女、ショレイの本家は、ブノワ・ジェルマン氏の逝去とともに解体された)と、自分たちで取得できる最高のテロワールを捜し求め自然派のワイン造りの仲間たちの協力もあって3年前に創めたドメーヌ。
Estelle & Cyrille Bongiraud Tajna
イエローの外観、微発泡、アーモンドやナッツを思わせるテロワールのナチュール感、黄色い花、花の蜜、洋梨、白桃のニュアンス、バター香、トースト香、ミネラルは石灰の白いトーンよりもやや貝殻よりか。
全体としては、少し土さえ残る、花束を渡されたかのような香りが印象的。
オイリーさすら感じる、リッチな味わいと爽やかな酸のバランスがよい。
シャルドネながら、どこかアルザスを思わせるのは作り手の経緯のためか、あるいは豊かなミネラルゆえかも知れない。
14度。かなり完成度が高い、上品なシャルドネ。セルビアワインであることに、あらためて驚く。