Irouleguy, Domaine Mourguy “Etxaldea” 2016

今日は、イルレギーの赤。

イルレギー(Irouleguy)は、個人的に好きなカオールも含まれる、南西地方。フランスの最南西端に位置し、バスクの中心で、最もスペインの国境にちかい。

1970年にAOC認定。バイヨンヌも近いので、バルトも飲んでいたかも知れない。

タナ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランという、特徴的なイルレギーのセパージュ。

とくにタナのもたらす、スグリ、アメリカンチェリー(ブラックチェリーではなく)のような酸味が心地よい。力強いタンニンのなかに繊細さが宿るイルレギーは、かなり好みにあっている。

さらに、干しぶどうのような古い印象に加えて、シナモンや胡椒のようなスパイスが感じられる。

マルベックといい、タナといい、南西地方が好きなのだとあらためて思う。