フランス領マルティニックMartinique島へ行った友人から分けてもらった、ホワイト・ラム。このラム自体は、グアドループGuadeloupeのマリー・ガラントMarie-Galante島から。普段あまりラムを飲むことはないので、もっと勉強しないと…… このラムは素人目にも素晴らしかった。
ラムはサトウキビを原料とする蒸留酒で、市場に出回っているラムの８割がラム・アンデュストリエル、残りの２割がラム・アグリコールと呼ばれる。
- ラム・アンデュストリエル サトウキビから砂糖を精製するときの副産物（廃糖蜜molasses）を原料として発酵。トラディショナルと言われる。
- ラム・アグリコール サトウキビの搾汁をそのまま原料として発酵。トラディショナルより、豊か風味とフレッシュな味わいになるのが特徴。
今回頂いたのはラム・アグリコール。ラベルには「力強さとフルーティーなアロマ」とあるが、個人的には海鮮や磯を感じさせるエレガントな香りがありながら、飲み口は爽やか、ほのかな苦味が心地よい一杯だった。現地ではどのような料理に合わせるのか分からないが、アペリティフに牡蠣と、など十分面白い組み合わせになるのでは……
飲み方はティポンシュTie Poncheで。ラム・アグリコールを使うところがポイントのカクテルで、砂糖（サトウキビシロップ）をライム片と混ぜて溶かした後、そのままラムとお好みで氷を。爽やかな夏の夕べなどに最適。
ちなみに、フランスで有名な情報誌Ovniから、こんなお店の情報も出てきました……
