ノンアル梅酒とハイボールと

今日はアルコールテイストのノンアルコール飲料を2本飲んでみた感想をレポート。どちらも、日本のノンアル業界はここまできているのか! と驚きです。今回はテイスティングの後に、点数を個人的な「おすすめ度(満足度)」を出しています。ご参考まで。

まずは、アサヒさんのスタイルバランス 香り華やぐハイボールテイスト。

ハイボール自体の飲み方にもよるけど、見た目はかなり近い(色合いだけなら甘口白ワインのような、濃いめの黄色)。泡は思ったよりすぐ消えるものの、オンライン飲み会ならまず気付かれないでしょう。そのままでも炭酸(苦手な人にとっては少し強いかも)が爽やかで雰囲気は十分あるけど、氷を入れるとさらにハイボールらしくなります。

風味は、最初のひと口で一瞬サイダーかジンジャエールに近いか? と思うも、甘さと酸味、そしてとくに特徴的な苦味のバランスと、角ハイを思わせる香りがその印象を打ち消してくれる。後味はスッキリ。純粋な意味での余韻は1-2秒で消えてしまうけれど、飲み込んだ後、炭酸の爽やかさとともに口内に見え隠れするいわば「名残」はハイボールとしか思えない。

強いていえば、アタックのかすかなフルーティさと、アルコールゼロゆえ当然とはいえ全体のボリュームの小ささ、そして余韻の短さが少し減点の理由。でも、ハイボールテイスト飲料がほとんどないなかで、間違いなく高いクオリティを発揮しています!

スタイルバランス 香り華やぐハイボールテイスト
4.2

日本で数少ない本格派ハイボールテイストかつノンアルコール飲料! 食事の脂肪や糖分の吸収を抑えるはたらきも。華やかなコクと香りにソーダの爽快なのどごし。

続いて、チョーヤさんの酔わないウメッシュ。

缶の表示によれば、酸味料、香料、人工甘味料、着色料「なし」、紀州産完熟南高梅「100%」の梅酒ソーダテイスト飲料。梅酒ソーダ「テイスト」ながら、ここまでできるか! と感嘆。「完熟南高梅」は熟しすぎているので市場には出回らない、貴重な梅とのこと。

色合いは、透明に近く淡い色。注ぐとすぐ泡がシュワッと立って長く残っているが、炭酸自体は強すぎず、弱すぎずちょうどよい。アタックのフレッシュさ、甘味と酸味の絶妙なバランス(まさに「甘酸っぱい」とはこのこと!)、梅と砂糖と炭酸だけなので、梅そのものを感じられる自然な味わいが実現している。飲み込むと風味は一瞬でスッと消えて、あとには爽やかさだけが上品に感じられる。

そしてこの甘酸っぱさ、梅の自然さがノンアルコールなのにボリュームを感じさせ、0%とは思えない、まさに超本格的な「テイスト」飲料だと思う。あるいはこれは、梅の果肉に加えて、マイクロ粉末化した種成分を加えているからかも知れない。

ノンアルながら箱買いしてもいいかと思ったほどの完成度。実質的に、ノンアルコールでここまでできたら、もう十分だと思う。梅酒が嫌いでなくて、まだ試していない人には、是非一度体験してほしい。

チョーヤ 酔わないウメッシュ
4.8

ほんとにノンアル? と疑ってしまうほど、ちゃんと梅酒ソーダ。たぶん黙って出されたらわからない。おすすめ度4.8、ほぼ満点。

今日も最後まで読んで頂いて、ありがとうございます!