オーストラリアのリースリングWoods Crampton Riesling, 2016

今日の一杯はオーストラリアのリースリングWoods Crampton Riesling, 2016。

色は中程度よりやや薄めで、やや黄緑がかっている。

香りははレモンを思わせ、加えてライチや、ユリなど白い花(や、とくにディル)のような、他ではあまり見ない独特のアロマ。
味はエレガントで、甘味はほぼなくフレッシュかつ強い酸味。豊富なミネラルを感じさせる。

リースリングは寒冷な土地に強い品種。
高い標高のため冷涼なクレア・バレーやイーデン・バレーがリースリングの産地として知られるが、今回は後者のEden Valleyから。

香り高さでは、アルザスにまさる特徴をもっているけれど、(今回はとくに薬草のような香りと、それと好対照をなす味のわかりやすさ——もう少し複雑な味わいを期待した——の点で)個人的にはアルザスのリースリングの方が好みという気がする。