ルバイヤート甲州シュール・リー 2017

色合いはほぼ透明(レモンイエロー)で、クリアに輝いている(銘柄が伏せられていれば、涼しいエリアor若いワインを想像する)。脚もあまり出ないことから、粘性は弱い。

レモンなどの柑橘系や、微かな青リンゴの香り、加えて草の爽やかな青っぽさ、白い花が中心的な印象。

ルバイヤート甲州シュール・リー
3.4

シュール・リー製法で溌刺とした香りと厚みのある味わいを表現した。寿司、刺身などの和食全般に。生牡蠣や魚のカルパッチョ、焼き鳥(塩)にもよく合う。

味わいはさらりとしたアタック。甘味はほとんどなく、酸味(さほど尖った酸ではない)と、甲州の特徴である、渋みが感じられる(グレープフルーツのよう)。

上品な佇まいのこの白ワインは、夏の海辺の一杯目など、アペリティフとしていいかも。アロマティックなワインではない分、単体でというよりは、軽くつまむものがあった方がよいように思う。だがそれ以上に、おすすめなのは食中酒として。自己主張の強すぎない酸味と、適度な苦味は、不思議とさまざまな日本食とマリアージュを発揮する。

心地よい酸味が、魚料理と非常に合う(焼き魚にレモンを搾る感じ)。今夜は寿司と一緒に。牡蠣や貝類にも合うと思う。